国立民族学博物館 上映会「研究者のあたまのなか──文化資源としての〈コモンズ映画〉と研究の『余白』」
国立民族学博物館(民博)の工藤さくらさんが企画してくださって、人間文化研究機構(人文機構)の人文知コミュニケーターらが制作した映像作品の上映&トークイベントを開催しました(ちなみに、僕も人文知のひとり)。ゲストのコメンテーターは、民博の川瀬慈さんと東京藝術大学の清水知子さん。丁寧な講評と今後の展開に結びつく刺激的かつ愛の溢れるコメントを本当にありがとうございました!
そもそもの発端は、工藤さんがAAS(2025年6月・ネパール)で人文機構の研究者パネルの場を用意してくださって、「せっかくネパール行くんだったら、〈コモンズ映画〉やる?」みたいなノリで始まった企画。僕がここ5年ほど「ヤングムスリムの窓」(https://project-yme.net/)で実践してきた〈コモンズ映画〉のやり方を、今回はいろんな分野の研究者のみなさんに初体験してもらって、学会発表の「余白」を記録した短編映像が生まれてきました。昨年11月のカルチュラル・タイフーン@台湾での展示上映を経て、今回はふたたび工藤さんのご尽力で、民博で上映会を実施。
イベントタイトルは「研究者のあたまのなか──文化資源としての〈コモンズ映画〉と研究の『余白』」。
https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/67331
当日に上映された映像作品は、以下のライナップでした。会場はほぼ満席!
河田翔子『過去の私は何を思う。』
横山晶子『ネパール:言語習得の楽しさを知った旅』
大場豪『移動』
駒居幸『眼に映る』
工藤さくら『不安定な現実』
そして僕が、それら5本の「余白」を一本の流れとして編み直した
『#まなざしのかたち:カトマンズの余白』
一種の成果発表会、ではあるのだけれど、ここで生まれる映像作品群は、完成して仕上がった「不変的な作品」というより、多様な関心や感性を寄せ集めながら、新しい場を生み出し続けるための「方法」です。今回の上映会もこれで終わりじゃなくて、ゲストの川瀬さんや清水さんからの講評・コメントや、熱気あふれる会場の方々からのコメントをフィードバックとして次の編集・次の場作りに活かしていきたいと思っています。



