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地球研×高知大学 展覧会「見えん さかい目」

  • KENICHI SAWAZAKI
  • 2025年10月3日

地球研×高知大学 展覧会「見えん さかい目」

■タイトル
地球研×高知大学 展覧会「見えん さかい目」(英語:Invisible Boundary)

■開催趣旨
 地球規模の環境課題を考えるときに重要なのは、数値や科学的知見だけではありません。人びとが世界をどのように感じ、語り、恐れ、祝福してきたのか――その文化的・感情的な営みを読み解くことも不可欠です。総合地球環境学研究所(地球研)は、こうした視点から自然科学と人文・社会科学、そして芸術や社会実践をつなぐ学際的な取り組みを進めています。その根底には「境界=マージナルな領域こそが、新たな思考と対話の源泉である」という考えがあります。
 本展では、曖昧でとらえがたい「境界」に焦点を当て、「恐怖」という感情を手がかりに、人間と自然、自己と他者、可視と不可視の関係を見直すことを試みます。江戸末期の絵師・弘瀬金蔵(絵金)が描いた芝居絵屏風には、怪談や仇討ちの場面を通じて人間の欲望や恐怖が戯画化され、祭礼の夜に人々を魅了してきました。恐怖のイメージは、異なる存在とのあいだに境界線を引くと同時に、その存在を想像し続ける装置として機能してきたのです。
 こうした伝統を踏まえ、苅谷昌江は小泉八雲や『狂歌百物語』に連なる妖怪的想像力を描き、吉岡一洋はギュンター・グラスの思想を視覚化しつつ、土佐の祭礼文化における絵金の姿を提示します。そして澤崎賢一は、恐怖や畏怖、魅惑といった相反する感情が交錯する「境界線そのもの」を映像で探ります。
 恐怖は普遍的でありながら、文化や経験、文脈によって異なる意味を持つ感情です。その多義性が生むズレや共鳴を通して、私たちが生きる社会の単一的な価値観を問い直し、理性と感情、可視と不可視のあいだに潜む新たな関係性を照らし出します。本展を通じて、あなた自身の感覚や記憶の中にある「境界」と向き合い、まだ言葉にならない新しい関係性を探ってみませんか。

■展示期間
2025年10月25日(土)、26日(日)、11月1日(土)、11月2日(日)、11月3日(月・祝)の5日間
オープン:11:00〜17:00

■会場
HIMOTOKUSABI 〒780-0823 高知県高知市菜園場町5−1

■企画/出品作家
澤崎賢一、苅谷昌江、吉岡一洋

■主催
人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
人間文化研究機構 共創先導プロジェクト・共創促進事業
「開かれた人間文化研究を目指した社会共創コミュニケーションの構築」

■共催
高知大学地域協働学部デザイン研究室
HIMOTOKUSABI

■トークイベント
・2025年10月25日(土) 11〜12時
 中谷有里(高知県立美術館)×苅谷昌江(アーティスト)
・2025年11月1日(土) 15〜16時
 吉岡一洋(高知大学)×澤崎賢一(地球研)

■特別対談(映像展示)「物語を織りなすもの」
・泉並敬眞(NHK連続テレビ小説『ばけばけ』ディレクター)×苅谷昌江(アーティスト)×福島尚子(高知県立美術館)

■企画/出品作家
澤崎 賢一(アーティスト・映像作家/総合地球環境学研究所 特任助教)
1978年生まれ。京都市立芸術大学大学院博士後期課程修了、博士(美術)。映像を基盤に異分野・異文化との共同を展開し、「暮らしのモンタージュ」「ヤングムスリムの窓」「センサリー/イマジナリー・ダイアローグ」など学際的プロジェクトを主宰。主な作品に、展覧会《語りかける庭》(2025)、展覧会《すべてのものとダンスを踊って》(金沢21世紀美術館、2024-25)、映画『#まなざしのかたち』(2021)、劇場公開映画『動いている庭』(2016)など。

吉岡 一洋(高知大学 教授/グラフィックデザイナー・版画家) designlab-kochi.info
1974年徳島市生まれ。専門はグラフィックデザインと版画。大阪芸術大学卒業。鳴門教育大学大学院修士課程修了。徳島大学大学院博士課程修了 博士(学術)。主な受賞歴は、二科展デザイン部特選、日本版画会展奨励賞、カダケス国際版画展入選(スペイン)、レッセドラ国際版画展入選(ブルガリア)、バンクーバー国際ミニプリントビエンナーレ入選(カナダ)、他国内外の展覧会で入選多数。作品制作のほか、地域の芸術文化に関して比較文化研究を行う。本研究の一部は、令和6年~令和8年度日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(C))「土佐の祭礼文化における絵金の役割-映像の可能性について-」の交付を受けて行われた(研究課題24K03532)。

苅谷 昌江(アーティスト) yellowvalleys.net
1980年高知県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。絵画・映像・インスタレーションを通じ、「野蛮」「トーテム」「マスク」「ヴンダーカンマー」を軸に人と自然の関係を再考する作品を展開。国内外で個展・グループ展に参加し、NHK連続テレビ小説「まんぷく」「スカーレット」「ばけばけ」では絵画指導も担当。

■フライヤーのダウンロード
https://texsite.net/wp/wp-content/uploads/2025/10/InvisibleBoundary-flyerA5.pdf

■地球研ウェブページ
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/events/detail/310/

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