研究会&ワークショップ「参加型研究におけるナラティブ表現の可能性」の記録映像が地球研YouTubeに公開
2024年11月に東京駅近くの京橋エドグランで開催した研究会&ワークショップ「参加型研究におけるナラティブ表現の可能性」の記録映像が地球研YouTubeに公開されました!
特に学際研究に映像やアートを活かすことに関心がある方、ぜひご覧ください!
イベント詳細
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/events/detail/242/
プログラムの前半では、2つのプロジェクトに関連する事例紹介を行いました。
ひとつは「ヤングムスリムの窓:芸術と学問のクロスワーク」( https://project-yme.net )、もうひとつは「サニテーション価値連鎖の提案ー地域のヒトによりそうサニテーションのデザインー」( https://www.chikyu.ac.jp/sanitation_value_chain/ )です。両者の研究成果の中でも特に方法論にフォーカスした論考が、2024年3月に発行された国立民族学博物館(民博)の国際オンラインジャーナル「TRAJECTORIA Vol.5」に掲載されました(英語のみ)。今回の企画は、この民博の「TRAJECTORIA」( https://trajectoria.minpaku.ac.jp/ )をきっかけにして発案されました。
Emergent Use of Visual Media in Young Muslim Studies
https://doi.org/10.51002/trajectoria_024_02
“I See You” – Tackling Peri-Urban Water, Sanitation, and Hygiene by Employing Visualisation Strategies with Children and Youth in Lusaka, Zambia
https://doi.org/10.51002/trajectoria_024_04
プログラム後半の哲学対話では、事例紹介を経て、発表者と参加者が輪になって問いを出し合い、一緒に考えを深めていくという対話を行いました。この対話により、発表者のプレゼンテーションを参加者が見て、参加者自身が率直に感じたこと、またその参加者にとって発表者の研究内容はどのような意味があるのか、などの議論を促しました。こうした対話を通じて、事例紹介するナラティブな表現を活かした学際研究の方法論的な可能性について、さまざまなコンテクストが交差する多様な視点から考えていきます。この哲学対話の当日の様子については、後日レポート予定です。