展覧会「語りかける庭」@有斐斎弘道館(京都)
2025年2月8~11日まで京都の有斐斎 弘道館にて展覧会「語りかける庭」を開催します。エマニュエル・マレスさんと原瑠璃彦さんと一緒に企画した「庭」にまつわる展覧会です。トークイベントも開催します(要予約)。薄茶と和菓子も食べられます(有料)。
展覧会「語りかける庭」詳細ページ
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/events/detail/261/
日時:2025年2月8日(土)~11日(火・祝)10:00-17:00
会場:有斐斎 弘道館
〒602-8006 京都府京都市上京区新町東入ル元土御門町524−1 上長者町通
※会場では薄茶と和菓子の提供(有料)がございます。ぜひご利用ください。
参加方法:トークイベントは事前予約制です。Googleフォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXyJLv3zu3Bm7gHQG4feu5F0PKfqgwGW6zeP_1QCB0OoH-uA/viewform
企画:エマニュエル・マレス、澤崎賢一、原瑠璃彦
イベント概要:
エマニュエル・マレスと澤崎賢一は、2016年、著作『動いている庭』で知られるフランスの庭師・哲学者 ジル・クレマン(1943〜)を取材した映画《動いている庭》を制作・公開いたしました。それ以後も、マレスと澤崎は、継続的に庭園に関する映像作品を制作・発表してきました。
今回、江戸時代の儒者・皆川淇園(1734-1807)が創設した学問所・有斐斎 弘道館において、庭師・古川三盛(1943〜)を取材した新作映像作品《語りかける庭》を展示いたします。会場では、《動いている庭》、また、3Dスキャンなどの最新の技術を取り入れた日本庭園の新しいアーカイヴを研究開発する庭園アーカイヴ・プロジェクト(原瑠璃彦主宰)による映像作品《Incomplete Niwa Archives 終らない庭のアーカイヴ》も同時に展示いたします。
古今東西の庭園とそれを見守る庭師についてのこれらの映像を通して、人間にとって庭とは何か、自然と生きてゆくこととはどういうことか、といった諸問題について幅広い視点から思索する機会としたいと考えています。
会期中には、二度のトークイベントを開催します。一日目は、庭園、それを見守る庭師の知恵をいかに記録し、継承することができるか、また、その記録からどのようなことが新たに露わになるかについて議論し合います。二日目では、古川と、近年、古川の作庭プロセスのフィールドワークを書き留めた話題作『庭のかたちが生まれるとき』の著者・山内朋樹を迎え、庭師と庭が持つ秘密をひもときます。
有斐斎 弘道館には江戸以来の優れた数寄屋建築と庭園が継承されており、また、さまざまな文化活動に活用されています。この庭を出発点に、「庭」というものの無尽蔵の魅力、可能性をご来場の方々と共有できれば幸いです。