アメリカでの研究実践を振り返る
NIHU若手研究者海外派遣プログラムのサポートを受けて、アメリカのワシントンD.C.に2024年8月6日から9月10日までの約1ヶ月間、個人/共同研究を発展させるために滞在しました。アメリカでの研究実践を振り返るレポートをnoteにアップしたのでお知らせします。
https://note.com/texsite/n/n5dac1aea113d
バックグラウンドや専門を問わず、以下のテーマに関心がある方はぜひレポートをご覧いただき、コメントなどいただけると嬉しいです。
・学際/超学際研究でナラティブ(芸術、音楽、文学など)を活用すること
・集団的意思決定にナラティブを活用すること
・映像、マルチモーダル人類学
・コミュニティレジリエンスと持続可能な未来
・アートとサイエンスの融合、共創
・異分野間のコミュニケーションのための方法論研究
ワシントンD.C.での僕のホストは、KLASICA(Knowledge, Learning and Societal Change Alliance)の議長でアリゾナ州立大学の特任教授でもあるイラン・チャバイさん、それからKLASICAの共同ディレクターでありアメリカ国立標準技術研究所(NIST)のリサーチ・エコノミストであるジェニファー・ヘルゲソンさんでした。お二人のおかげで今回の滞在はとても充実したものになりました。
ワシントン滞在中は、KLASICAのメンバーの方々とのディスカッションを中心に、NISTの研究会での意見交換、ハーシュホーン・ミュージアムの館長らとの意見交換をさせていただきました。また、アリゾナ州立大学ワシントンD.C校にあるディシジョン・シアターでの視察も行いました。
今後は、共同研究として、まずは共著論文「Combining Art, Sciences, and Technology in Inclusive Decision Making for Community Resilience and Sustainable Futures(アート、サイエンス、テクノロジーを組み合わせた包括的な意思決定が、コミュニティのレジリエンスと持続可能な未来を実現する)」(著者:イラン・チャバイ, ジェニファー・ヘルゲソン, デビッド・マッグス, 澤崎賢一)を準備中です。
また方法論にフォーカスした共同研究として、共同研究「持続可能な未来を実現するためのナラティブ表現を用いた意思決定に関する実践的研究」(代表:澤崎)も予算申請中です。
中長期的には、プロジェクトを発展させていく過程で、関心を持ってくださる研究者はもちろんのこと、アーティストや映像作家の方々も巻き込んでいきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします!